人類が知っていることすべての短い歴史

著:ビル・ブライソン
訳:楡井 浩一
NHK出版(2006/03発売)
ISBN:9784140811016
ベストセラーを数多く世に送った著者が、600ページを超える大部で、「科学」を"現在の知己"で解明することを目指した本。
著者は、地球の内部を表した絵図に感銘を受け、即その秘密の解明が学校の授業でなされるのか・・・と思って勇んだが、・・・背斜とか向斜とかの眠くなるような目くらましが実際の授業の内容であったので幻滅したと記している。
それがために、各場面では実際に現地の学者に会って取材し、また各種のエピソードの裏話が満載で、枚挙に暇が無い。
少々、意味不明箇所は、p368
海洋の平均水深は3.86kmで、太平洋は大西洋やインド洋より平均300m深い。全部合わせると、地球表面の60%は水深1.6km以上の海洋ということになる。
なにかよくわからない説明である。