コーヒーグラインダの修理


普段、コーヒーは焙煎・ミル済みのものにしている。
間違えて、家人が、「焙煎だけ済み」のパックを購入してきた。
台所収納の上部から、東芝のコーヒー挽き器 [HCM-501]を引っ張り出したが、スイッチを押しても、回転したり・しなかったりと、動作が不安定。
当該品は、1977年の"グッドデザイン"賞を受けているらしい。
見た目は、なかなか良いように思われる。
底蓋を開けたが、モータ部と回転(粉砕)翼部が括り付けとなっていて、機構部が出てこない。。
覗くと、押しボタンSW部とキャップ取り付け安全SW部とも、開放型接点であった。
押しボタンSW部は、細かい番手の紙やすりを差込んで、接点部清掃。
キャップ取り付け安全SW部は、精密ドライバを用いて接点清掃。
機能が回復した。
この製品は使用に伴い、本体内に微粉末が混入することで、接点接触不良:動作不良に発展することは容易に想定できる。
長期間の実働を考慮するならば、少々コストが上昇することがあってもマイクロSW等の密閉型を採用すべきであったと考える。
製品寿命も含めた全体の「デザイン」を考慮して設計・製作されたものが本当の「グッドデザイン賞」に相当すると思う。