積みすぎた箱舟

カメルーン動物記-
著:ジェラルド・ダレル
訳:浦松佐美太郎
1992年、講談社文庫
ISBN:9784061590380
1950年代に、アフリカの旧英領カメルーンに動物採取にいった時の旅行記
個人が、英国の各動物園からの注文を受けて、現地に赴く・・・ということは現在では考えられない。
また、アフリカ各国も、外国人に動物採集をさせる・・・ということも、今では許可されないと思われる。
彼らは、百幾つかの檻や鳥籠(p340)を船で英国まで運んだ。
ノアが箱舟に乗せたと言われる動物数の考慮は過少なもので、実際の動物種は膨大なものになることが、本書の表題の由来である。
ユーモア溢れる生き生きとした作風は、イギリス人に共通的に流れるものである。

図版は、案内図。各地名を対比させると、
図版の表現:Googleマップの表現
エショビ:見当たらず
マムフェ:マンフェ(Mamufe)
バケベ :バクブ(Bakebe)
クンバ :クンバ(Kumba)
ソデン湖:バロンビ湖(Lac Barimbi)
チコ  :ティコ(Tiko)
ヴィクトリア:リンベ(Limbe)
となった。