グローバリゼーション 人類5万年のドラマ

著:ナヤン・チャンダ
訳:友田錫/滝上広水
NTT出版(2009.03.09)
ISBN:9784757141650/9784757142183
「グローバリゼーション」に対する世界銀行の定義は、
個人や会社が、他の国の居住者と自発的に経済行為を開始する自由と能力を指す
と述べている(上巻p5)
人類が世界を意識し交易する中で、利点と欠点について歴史的に述べた本。
残念ながらこの種の現代の問題に切り込む種の出版物は、その発行年時点での論点に終わらざるを得ない。
であるので、この後、世界中に迷惑をまき散らしているある指導者のことは欠けている。
各種資料を丁寧に(某国の政治の責任者みたいな言い方)読み込み、小ネタが多いが(確認すると)ほとんど既にウィキペディアにあったので、無い物をひとつ。
・1942年10月12日の未明、(中略)船員ホアン・ロドリゴ・ベルホーメがサンサルヴァドルを最初に発見した(上巻p306)