掘り下げが足らない「乗り物ニュース」

「連結器を全部取り替えろ!」日本の鉄道車両6万両の一斉交換なぜ行われた?
URL:https://trafficnews.jp/post/129280

という記事が公開されているが、交換時の工夫に対する紹介が不足している。

下記に、記事再掲-----ここから
ほぼ1日で実施された連結器交換作業
 自動連結器は、連結器同士を接触させることで文字通り自動的にロックがかかり、ねじ式連結器のような長さの調整を必要としません。強度も高いため、連結作業の省力化と1列車あたりの輸送力向上を実現することができます。

 しかし、交換するにしても双方の連結方式が混在していると、列車の運行に制限が生じてしまいます。このため、少しずつ準備を進めつつ、特定の日を設けて一斉に交換することを国は計画しました。

 作業人員を確保する関係もあり、交換の日付は本州が1925年7月17日、九州で7月20日と定められました。なお、路線が独立していた四国は後日、徐々に交換が進められました。この前後にも一部の車両で交換作業が進められましたが、本州と九州合わせて6万両近い機関車、客車、貨車の連結器が、ほぼ1日で交換されていったといいますから、まさに一大プロジェクトだったといえるでしょう。
-----ここまで
どのような仕掛けをして、
6万両近い機関車、客車、貨車の連結器が、ほぼ1日で交換
ができたのか・・・の疑問が解消されない。

国鉄電気局長 尾関 雅則氏の講演会で、その解決策を聞いたことがある。

「全車両に新型連結器を予め括り付けておいた」
というもの。
当該記事にも、この手法があったことを盛り込んで欲しかった。