著:河野 勝
早稲田新書
早稲田大学出版部(2024/10)
ISBN:9784657240095
著者は米国・カナダに留学経験ある政治学者。
米国のポピュラー音楽を切り口に、北米の「自由」について考察した本。
『ビルボード』のヒット曲及び『ローリング・ストーン誌』の偉大な曲をデータと見立てて、歌詞を解析して、彼の国の「自由」に対する考え方を分析している。
特に、ワム!のヒットとその突然の解散の理由についての内幕については、当時は全く知らなかった。今回、その頃の世間の考え方との葛藤がジョージ・マイケルにあったという説明でよく分かった。
ワム!とえば、
1987年のクリスマスプレゼントで購入したヤマハのショルキーSHS-10を思い出す。
これには、Wham!のLast Christmas「ラストクリスマス」がデモで演奏されていた。
いまでもYouTubeで再生映像が見られる。

また、ホセ・フェリシアーノの曲が何故突然ある時点で放送されなくなったのか・・・についても、知らなない情報だった。
関連して、アメリカ国歌についても筆者の説明に首肯する点が多い。