死ぬということ

―医学的に、実務的に、文学的に-
著:黒木 登志夫
中公新書(2024/08)
ISBN:9784121028198
死について思いを巡らすのは、人間しかいない。
死から生還してきた人もいない。
自分がいなくなるということが分からない。
医学者によって書かれた、特に短歌等の文学で著された死に関する人々の感想も載せた本。
取り上げる内容は、(当然)死因、老後の施設解説、遺品事前整理も含め多岐に渡る。

祖先を大事にしている本人を見て、子孫もそのように扱ってくれることを期待して、宗教が伸してきた。
たかだか、数千年の人間の文明発祥依頼のことである。
万年単位で考えたら、“永代供養”という文言が如何に意味が無いかが分かる。

運動不足を解消すべしと著者は言う。(p50)
週2回・8000歩で充分効果は得られる。それ以上歩いても効果は増えない。(p51)

という言葉があったので、(今回、1万5千kmを越えたこもあり)今後の徒歩については無理をしないように心がけようと思った。