ある時期の三菱電機製のビデオデッキ

ある時期の三菱電機製のビデオデッキは最悪だった。
それまでは、アルミダイキャストシャーシで堅牢の代名詞と思っていたのだが、その時期に限ってのみは、コストダウン至上の害毒に犯されてテープカセットロードメカが(経時で)プラスチック製のガイドが劣化し「必ず」機能しなくなるというように作られていたのだ。
どう直すか。
精度が落ちたプラ製のガイドを取り外して、金属側板の正規位置に再度取付けるのだが、そのときの工作としてロードメカ外側からピンバイスで穿孔して、開口部からプラガイドをネジ留めして直すのである。
その時期の製品に傾向的な他の不具合原因はなかった。惜しいことである。