ゴムベルト駆動の利点

ほとんどの場合、機械製品のオーバロード吸収部の実装は、ゴムベルト方式である。
代表例が、クルマのエンジンのVベルトである。
歯車では、「逃げ」が無いためオルタネータ軸固着の場合、即エンジン本体破壊につながる。
ベルトであると、空転することで本体破壊を免れる事ができる。
ビデオデッキ等でも一緒である。
この、ゴムベルトが経時で劣化すると空転が発生し、本体側が異常事態発生と理解することにより故障発生と判断されるのである。
メーカ、機種によりゴムベルトの寸法は異なるので、ある機種で伸びたベルトが別のある機種で使用できることがあるのだ。
だめになったゴムベルトを捨ててはならない。
であるから、捨てる神あれば拾う神あり、なのである。