学生時代、親類の建機会社でアルバイトをした。
ある日、重機の起動スイッチに用いられる鍵のメーカ名表示が刻印されている表面をグラインダで研削し、無銘状態にすることを、社長から命ぜられた。
使用する工具は、両頭グラインダ。
砥石が回転し、効率よく削ることができる工具である。
http://www.kanazawa-it.ac.jp/safety/guide/guide.htm#m15
それまで、見たことはあったが使用したことはなかった。
別段、注意事項を授けられることもなかった。
#安全に対するそれくらいのことは、とっくに知っていると思っていたのであろう。
さて、当該の会社は重機のメンテ会社なので、通常軍手をして作業をしていた。
取り掛かろうとして、はたと、考えた。
軍手のままで良いのか。
軍手の材料の線維が砥石に触れ巻き込まれたら、どうなる・・・
うーむ、まじで、重症必至だ。
と思い、軍手を外し腕の袖仕舞いも固めて作業に当たった。
なぜか最近このことを思い出した。上記のサイトで、安全について言及されていたことを確認。
やみくもにとっかかるのが、作業。
自分で安全を考え対応するのが、仕事。
と思った一件であった。