朝の通勤

千年に一度の地震であったが、首都圏では通常の生活が戻っている。
朝の新聞で福島第一の様子を確認し、テレビで地震関連で取材されたトピックを眺めた後、出勤する。
北越谷駅は、エスカレータが不動のほかは構内照明が少々少ない程度。
今日は、越谷駅で準急に乗車。
電車の込み具合も、3.11以前とほぼ同様。
乗車時、いつものように、車内を素早く見渡す。
ここでの判断がいつ着座できるかを左右するのだ。
北千住駅でいつも降車するとお見受けする方が車両の端で着座している前に立つことができた。
端で、壁が隣なので落ち着ける位置で、お休み中。
日本にいらっしゃった方が驚くのが、電車内で眠っている人が多い、ということをある番組で見た。
それほど、日本は、安全安心な国なのだ、と得心するらしい。
電車は、やがて、北千住駅に停車。
しかし、彼の方はぐっすり。
小生は、根が優しいので、それとなく膝で軽く彼の膝を触れて、「着きましたよ」。
と合図を送る。
俄然、意識が戻った彼は、脱兎の如く降車して行き、その後に着座した。
まったく、日常生活では、あるものの・・・