スイッチング電源のコイル抜け


スイッチング電源にはコイルが使われる。
リアクタンスがエネルギを蓄える性質を利用したものだが、現物の製品化には考慮すべき点がある。
単純に○○Hのインダクタを基板上に付ける・・・だけでは、後々問題が生じる。
この上写真のように、リード線が抜けることが生じるからだ。
SWレギュレータを収納する充電器は、現実は静止状態で使用されない。
現場では、移動する車内で振動を与えられたり、甚だしい時には放り出されたりすることがある。それらにより、フェライトコアが振動することで、リード線にストレスが掛かり、半田抜けが発生するのだ。
修理後、ホットボンドで、コイルを固定した。