友人から聞いた話

今、世界が動こうとしているね。
長らく一子相伝を敷いてきた首領が、隣国の仲介で、世界の警察官と呼ばれている国の代表者と会おうとしている。
北方の人々の暮らしは、相互監視のしくみが長年に渡っている。
たとえ、家庭内でも、外部の価値観と違うことを言えないような生活をしている。
人と違うことをしたり言った者は、次の日には居なくなることがある。
人より優れた結果を出そうとする行動は、結果的に摘み取られてしまうような生活。
本音という概念は、注意深く包み隠され、うわべの行動と内面のずれが大変多い社会。
社会の上位者は、多くの人民を半ば犠牲にした暮らしをしている。
それの体制が変化を迎えようとしたとき、どのような軋轢が表れてくるのか。
かたや、一方の権力者は、国内の一部の票田に迎合するために、大勢の生活を悪化させてしまうことに気づいていない。
周囲にイエスマンを集めることは、多様性を宗とする大元の考え方をないがしろにすることにつながる。
戦力的に分析すると、勝ち目がない方が譲歩するしかないと思うが、
そうなると、長年冷えて固まったしくみに、外部の温度が伝達されるようになる。
ガラスのコップは、その温度差で、ひびが入り、割れる。
一度流れができ氷が水になると、その流れを食い止めることは、できない。
大そうな、できごとが起こることを、これから、我々は見ることになる。
それが顕在化するのは、いつかって?

X年後の、4月1日だよ。