誰も相手の顔なぞ見たくない

25年ほど前、映像圧縮の国際標準が纏まったことにより、対向地点間の映像会議実現性の機運が高まった。
これにより、大手各社がこぞって機器を開発した。
いち早く専用LSIを開発し先鞭をつけたのは、サンノゼにあったCLI(Compression Labs Inc.,)であった。
当時、
2860 Junction Avenue San Jose, CA 95134
にあった。
(現在は、暗号開発会社の、Vormetric, INC に代わっている。)
1995年春米国出張に行ったとき、TV会議関連で、ケヴィン・ハンセンからCLI社に案内されたことがある。
当時の映像表示デヴァイスは、大画面ブラウン管しかなく、大仰な筐体で組み立てられていた。
中国向けには、SONYトリニトロンの「赤色」が圧倒的に好まれる、とか言っていた。
ワンセット売ったら、結構な売り上げが立つので、企業内意思疎通法として行けるか、と思っていたら・・・売れなかった。
企業内通信で、相手に顔を見せるシーズはできたが、相手の顔を見たいニーズが無かった・・・ということだ。
今、各ノートPCには小型動画カメラが仕込まれるようになっているが、ほとんどの人は、ポストイットを貼っている。
マウンテンヴューにあるアメリカ料理レストラン
Tied House Cafe & Brewery
954 Villa St, Mountain View, CA 94041-1236
には、機会あればまた行ってみたい。