ペンローズのねじれた四次元

−時空はいかにして生まれたのか-
著:竹内薫
講談社(2017/12)〈増補新版〉 
ISBN: 978-4065020401
天才の著した書物は、(本人には自明のことだろうが)門外漢にとっては、論理的についていけないところが多々ある。
例えば、2017.12/06の、スティーヴン・ワインバーグ「宇宙創世はじめの3分間」がそうだ。
ロジャー・ペンローズも「宇宙の始まりと終わりはなぜ同じなのか」2017.01/25に紹介しているが、歯が立たなかった
天才の言わんとしていることを、本書はかみ砕いて説明してくれる。
もっとも、全部理解できた訳ではないが・・・
p147の、ペンローズアインシュタインの哲学的な後継者であり、ホーキングはボーアの後継者だと位置づけることができる。
というくだりは、現代物理学の流れが腑に落ちた表現であった。