さて、つくば迄来たら欠かせないのが、「地図と測量の科学館」
国土地理院が運営する「地図専門」の博物館である。
屋外展示「地球ひろば」は、20万分の1地勢図を立体的にセラミックタイルで再現した球体模型。
豆南諸島のベヨネーズ列岩及び須美寿島並びに鳥島、更には極めつけとも思われる孀婦岩まで表現されていて、地図屋の本懐を見た。(写真ではよく見えない)
伊能忠敬の測量の出発原点の正確な位置からの誤差について、“+23秒”とある。
専門以外の人々にも分かりやすいように、「方位と距離」で示す親切さが欲しい。
アメリカ議会図書館から寄贈された、最初の「AMERICA」表記ヴァルトゼミューラーの地図展示は、良かった。
南アメリカに付されているが、左上には「INCOGNITA」：未開地とあるのが興味深い。
