カタカナの語感

映画「ロード・オブ・ザ・リングズ」の話題でもう一言。
物語内で「悪役」中に「サウロン」「サルマン」がいる。
正義側には(登場人物は沢山いるが)、「アラゴルン」「ガンダルフ」がいる。
先入観無く、語感だけで、敵味方を分けたら、逆のイメージを持つ人がかなりいるのではないかと思う。
日本語で、「サ行」は、何かさわやかなイメージがある。
対比して、濁点がつくと、ワルそうだ。
小説、「ジキルとハイド」では、
ジキル:悪人性を持つ人格
ハイド:良識性を持つ人格
のように思えてならない。
本当は、逆だ。
原題:Strange Case of Dr. Jekyll and Mr. Hyde
で間違いようがない。邦訳時に簡略化されたので分からなくなったか。
英語の語感では、Hydeはhide(ネガティブな意を含む)と同じ発音なので、もうこれは絶対ハイドが悪いと思って読み進めるだろう。
小生が最初に読んだときは、語感で逆に捉えたため、途中で混乱したことを覚えている。
ロード・オブ・ザ・リングズ」に戻ると、サルマンは、最初、道化かと思った。
だって、"猿マン"でっせ。