DVDプレーヤの修理

ジャンクDVDプレーヤについては、2月5日、2月15日にも記した。結局あれはチンチンLSIがどうにもならず、ジャンク状態のまま。一敗。
性懲りもなくまたジャンクを買ってきた。
「DVD再生できません」が525円。
1秒考えて、購入。
TAFのSE-2518というまた聞いたことのないメーカ、機種。
前面アクリル保護シールが剥がされてなかったのと、雰囲気で買った。
帰って、早速上蓋を開けて、DVD再生動作状態を確認する。
だめ。
で、ごにょご、ごにょご。
OK。
DVD1本全部再生。OK。
この機種は、内部でチンチンになるLSIは、無い。
いいぞ、いいぞ。
と思ったら、電源部の電解コンデンサ10V/2200μが熱を持つ。
5V系、パワー・ショットキーバリアダイオード直後の平滑部。
このままだと、近い将来、液吹きかカラカラで、故障発生の元凶になることは必至。
信頼性工学で言う「ディレーティング」を施すこととし、一回り大きい、16V/3300μに換装することにした。
径が一回り大きくなるので、ピンバイスで足間隔と銅箔面の両立箇所に穴開けして、ハンダ。
更に電源ボードを観察。
ボードは、2系統出力可能で設計されているが、1系統(12V系)は未使用。だが、この負荷に接続されていない方の12Vの電解コンにパラにブリーダ抵抗が接続され、空しく熱を発生させている。なんという生産技術!何にも使われない電解コンがこの(無駄な)隣接の熱で朽ちてゆくのだ。
抵抗の片端を開放し、再度組んでDVD再生で確認。
触ってみて、著しく熱くなる素子は無くなった。
これは、実用機に投入。