ビデオデッキ不調時の原因箇所

ほとんどのビデオデッキには、「モードスイッチ」がある。
これは、同心円状に存在する電極とブラシが擦動することで、テープに対するデッキ側の対応状態を本体マイコンに通知し、適切な動作が可能となるものである。
これが不調になると、本体がテープカセット状態のモニタができなくなる。するとエマージェンシーモードに遷移し、結果的に自分自身の電源を落とす動作を行う。
原因は、接触不良であるので、モードスイッチを取り出し分解して、同心円状電極を尖端状の金属でくるくる磨くことで機能が復帰する。
ここで大事なことは、磨いた電極をそのまま露出状態でおかないことである。
その状態だと、即酸化して元の木阿弥になる。
少量の接点グリスを塗布しておくことが肝要である。