How do I take my car from Harwich to Haifa ?

1年前の今頃、当ブログでは、ヨーロッパ一人旅の連載をしていた。
座右の書は、西側ヨーロッパ鉄道を網羅するトーマス・クックの赤い時刻表であった。
それは旅行代金に含まれていて最初から配布された。各自旅程を組み立てるための必須のアイテムであった。
足は鉄道であったので、大変お世話になった。
その本の背表紙にあった広告の文言が今日の表題。
「どうやってハーウィッチからハイファまでクルマをもっていこうか。」というほどの意味である。国際フェリー会社の広告であった(ように覚えている)。
「ハーウィッチ」は、イギリスのロンドンから北東にある港町。
「ハイファ」は、今話題のイスラエルにある地中海に面した港町。
現在では、とても考えられないコピーである。その頃(32年前)は、一時的にしろ平穏であったことが伺える。特に目的地に関して言えば、今、定期航路は存在しえないであろう。
やられたと思う人間は、やりかえすことしか考えなくなる。
楽しく過ごすべき人生が、相手を憎むことしか考えない人生になるのだ。
それは、物心ついた頃から刷り込まれるのであろう。大変虚しいことである。
憎悪は憎悪しか生まない。どれだけ人が死ぬと気がつくだろう。
死者は無言である。
生きている人間だけが解決できるのだ。