トルコ・トプカプ宮殿の光と影

BSハイビジョンスペシャル 城 王たちの物語「トルコ・トプカプ宮殿の光と影」
2008年1月2日に放送されていたものをたまたま見た感想。
スルタンの居城であったトプカプ宮殿の内部を、映像ならではの表現で紹介していた。
特に後宮(ハレム)の内部については、そこの住人用の区画された部屋、凝脂を洗ったプール、更に公けの会議を伺うことのできる秘密部屋等、外国TV初公開の内容があり、大変興味深かった。
エルトゥールル号の故事があるように、トルコは親日の国と言われている。
それらのバックグラウンドが、初公開の理由か。
出演者が、トルココーヒーの残滓で見立てるコーヒー占いを受ける場面があった。
占い者は、トルコ語で話し、逐語訳、を受ける・・・という形態であったが、だんだん話が進み佳境に入ると、言葉の壁を越え、出演者が思わず落涙する場面があった。
一般的に占いとは、占い者が話す言葉に対し、対象者が示す(僅かな)反応を捕らえて、更に切り込んでいき、対象者の深層心理を明らかにする行為、と思っていたが、正しくそのような進行であった。
女性に対しては、対話が核心に至ったところで、「あなたは、幼少時に、つらい思いをしたことがおありでしょう。」という言葉は、千金に値すると思う。