電車内急病人発生

表題に類似の件は、2006.2/9に記している。
朝の都営地下鉄九段下駅で、先頭車両先頭出入口から乗車。
2番目の出入口から乗車してきた若い女性が、隣に立つ。
車内は、座っている人の前にそれぞれ人が立っている程度の込み具合。
発車。
市ヶ谷駅に近くなり電車が減速を始めたか、と思う頃、その女性がもたれ掛かってきて、あれよあれよと思う間もなく、足元に倒れてしまった。
目は開いているが、顔面蒼白。
大丈夫ですか? と聞いてもたいした反応がない。
周りの人は、ごく近くは異変に気付いたようだが、普通の状態。
さーどうしよう。
電車内を見渡すも、(前回と違い)目に入る範囲の壁には非常ベルのようなものはない。
とっさにそこは、先頭車両であることを思い出した。
人を掻き分け3・4歩、乗務員室扉に。
窓をドンドン叩き、「急病人。すぐそこ。」と声を上げた。
既にブレーキ扱いを開始していた運転手は、ちらっとこちらを見るが、再び前方注視し車両停止動作に努め、市ヶ谷駅に停車。
この駅の先頭車両からは、結構降車する人が多いので、どやどや人々が降りていく中で、件の女性の姿は確認できないが、どうやら他の乗客の支えられてホームに移動したようで姿が見えない。
ややあって、「急病人が発生し、駅に引継ぎ中。」
との車内放送。
駅員が駆けつけてきて、女性を保護。
「急病人を駅に引き継げたので、3分遅れで発車します。」
との放送。
毎日は過ぎてゆくが、いつ、どこで、どのようなことに遭遇するかは、分からないものだ。