グニグニして直す

オートリバースのコンパクト・カセットが装備されている(高級)ラジカセで、カセット走行不良になった場合に、一番最初に手を付ける場所が写真の矢印部。
端の二箇所は重複録音保護穴検知用。他の接点はメーカにより、位置、個数が違う場合がある。
問題は、その「他の接点」。カセットテープシェルが挿入されたことを検知するための用途であるのだが、いかんせん開放接点なので、微細な塵が混入すると容易に接触不良を引き起こすのだ。
指先で、レバー部を「ゴニョゴニョ」すると接点部がお互いに摺動するので、異物が弾き飛ばされて接触不良が解消する。
密閉されたマイクロスイッチを採用すれば接触不良のような程度の低い原因による故障発生頻度は低下すると思うのだが、それを阻むものは「コスト」なのであろう。