スズキ・パレットSW試乗

スズキのディーラに赴き、ターボ(TS)とNA(X)にそれぞれ試乗して来た。
CVTの方が4速ATよりもスムーズで、最初から搭載すればもっと商品力が高かったと思うが、ジヤトコ開発の副変速機CVTそのものはこの時点では間に合わなかった。
動き出し時、ターボ車の方が、副変速機の効果でより有利なレシオを使用することができることを、即実感できる。
一旦車速が上がると、副変速機が高速側に変わりよりエンジン回転を低めることが可能になるのも有利な点だ。
ターボ車で、クルマが停止する直前に、車体前方から「ゴッ」という音を1回だけ聞いた。あれはなんだったんだろう。
選択するなら、ターボ車の方がストレスなく乗れると思う。
エンジンスタートは、押しボタン式である。
昨今、米国でフロアマットがペダルを干渉し事故を発生させてリコールになった話題のレクサスと同じ方式である。
スタートは、ブレーキペダルを踏みながら、ボタン長押し。
ストップは、停止時に、ボタンちょい押し。
走行中に、ボタンちょい押しした場合のエンジン挙動をどうなるかを聞いたが、「さー、それは、わかりません。」という頼りないものだった。
もちろん、実走行中にそれを試すことはしなかった。
実際はどうなんだろう。2008.2/10からの疑問をずっと引きずっている。
モビリオの利点を再発見。ブレーキの剛性感の均一性はモビリオが一歩優れている。
試乗したパレットSWは、走り出し時のブレーキのタッチにおいてスポンジを踏んでいるような感じがあった。