回送電車内照明

・はい、東武鉄道お客さまセンターです。
○おはようございます。東武伊勢崎線を利用しているものです。
 地震後中止となっていた、相互乗り入れが復活して、嬉しいです。
 ひとつ提案があります。
 昨夜、夜間の上り回送電車を越谷駅の下りホームから眺めていて、今日電話する気になりました。
 その回送電車は、車内照明が煌々と点っていて、電力消費の観点から如何なものかと思ったものですから、節電協力の立場からは、消灯しても宜しいんじゃないかと。
 当然、貴社内でも検討されている事項とは思いますが、一利用者の立場からも、ご検討頂きたく。
・貴重なご意見を頂き、ありがとうございました。
 承りましたご意見は、社内で別途検討させて頂きます。
○参考までに、現状回送電車内照明を点灯されているのは、なにか理由があるのでしょうか?
・はい、照明が無い状態の電車が駅を通過すれば、お客様の安全を保たれないおそれがあるために、点灯するきまりになっています。
○そうですか、それじゃあ、即時に扱いが変わるようなことはないのですね。
 念のために伺いたのですが、どのような安全上の理由から、回送電車車内照明を点灯しているのでしょうか?
・ホーム上にいらっしゃる「目の不自由な方々」に対する安全上の理由です。
○ん?、目の不自由な方にしたら、通過する電車内が点灯しようがしまいが、関係ないと思うのですが?
・はい、それは、弱視の方もいらっしゃる訳で・・・
○それは、言い逃れではないでしょうか。
・いいえ、社内の規定で決っていまして・・・
○それは、なんという規定の第何条でしょうか?
・お伝えすることはできません。
○まったく、納得できないのですが。
・お待ち下さい。

・はい、お電話代わりました。責任者のKと申します。
○こちらの主旨は、このご時勢の中でも電車の運行上安全を確保することは当然として、電力消費削減を至上とする昨今、運用にメリハリをつけて下されば、社会的な立場が大きい東武鉄道としても意味があるのではないか、という提案です。
 先ほどは、何か理論的でない説明を受けました。
・誠に申し訳ありません。頂きましたご意見は社内で検討させて頂きたく、もちろん即時にご意見ご要望のとおりになるものではない、ということもご理解賜りたく存じます。
○もちろん、理解しています。今の情勢は、前例に捕らわれない対応が必要とも思っていますので、利用者からの一提案として、何卒よろしくお願い申し上げます。