毛髪混入のリスク

最近、「産地発!たべもの一直線」で紹介された麦焼酎醸造元「四ッ谷酒造」の製品は、
『口いっぱいに広がる麦の香りとまろやかな甘みが「麦チョコのような味」と評判』
−上記NHKウェブサイトからの引用−
これは、知らなかった。
麦焼酎といえばスッキリとした味わいのものが多い』
−上記NHKウェブサイトからの引用−
ので、いままで有名銘柄には、全然触手が伸びなかった。
なるほど、麦チョコか・・・と興味が湧いた。
が、仕込みのところの放送を見て、興味が失せた。
仕込み樽に向かって作業をしている従業員の頭が剥き出しであったからだ。
即ち、毛髪混入防止用のヘッドキャップを着用せず、お若い従業員の方が樽内の麹をかき混ぜていたのだ。
新陳代謝が盛んな年齢だと、意図せず頭髪が脱落する場合が皆無とは言えない。
2011.10/9の肉まんの毛髪混入事件のとき、当該会社のウェブサイトを見たら、工場で作業前にその種の事象が発生しないように十分な対策を施していることを知った。
それでも、それをすり抜けて毛髪は食品内に混入することがあるのだ。
ましてや、頭髪剥き出しで仕込み樽上で一生懸命作業をされたらならば・・・
もちろん、製品自体は蒸留されるので、「毛」が瓶内に混入することは、ない。
だが、しかし、そのお兄ちゃんが使用している整髪料が付着した頭髪が麹と渾然一体となったものが、原料だと考えたら・・・それが麦チョコ風味の隠し味なんて、イヤダ!
NHKは、漁船に乗船取材する場合に、漁師さんに(例え普段はしなくても)救命胴衣を着用させて撮影している・・・と分かる場面を見ることがある。
今回、撮影前に少し配慮して、頭部を覆うことを助言していたら良かったのに。
でも、それは、所詮作り事で、本当のところをあからさまにして下さってかえってよかったかも。
親近感を一瞬持ったが、誠に残念だった。