アインシュタイン

―その生涯と宇宙〈上〉〈下〉-
著:ウォルター・アイザックソン
監訳:二間瀬 敏史
訳:関 宗蔵 松田 卓也 松浦 俊輔
武田ランダムハウスジャパン (2011/06/22 出版)
ISBN: 9784270006498/9784270006504
原著者は、「スティーブ・ジョブズ」を著している人。
初版の機械翻訳のミスが有名な本の初版を読んだ。
騒ぎの概要は、ここにある。
http://gigazine.net/news/20110730_randomhouse/
翻訳者の松田氏が、
「ボルンの妻ヘートヴィヒに最大限にしてください」
プランクはいすにいた。」
の誤訳例を挙げていた。確かに13章は、機械翻訳臭紛々でまともに読めたものではなかった。
 
いままでのアインシュタインの伝記の決定版は、2009.9/8の「神は老獪にして...」とされてきた。
それは、1987年発行であるので、本書(原著:2007年)は、その利点としてそれ以降発見された資料を基に肉付けされている。
また、数式がほとんど出てこない(E=MC2は別)のが良い。
折角の偉人の伝記なのによくぞここまでぶちこわしたものだ・・・という感慨を持つ。
弊方からも一点指摘をする。
上巻p8、3行目の「ブライアン・グリース」
は、
「ブライアン・グリーン」・・・上巻p326に正しく記載ある
ではないだろうか。