友人から聞いた話

友人から、最近聞いた話。
映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」では、未来の世界では普通にクルマが空を飛んでいたよね。
地球の大きな質量が自ら発生する引力によって、全ての物質は地表上に留まることを余儀なくされているんだ。
だから、空をためには、引力に打ち勝つ力を生み出すことが必要なんだ。
現に、飛行機、ヘリコプタ、ホーバークラフト等があるが、それらは空力学的に空気を機体の下側に押しやる反発力を利用していて、空気流が騒音を生み出す弊害がある。
一方ロケットは、自らの質量の一部を後方に射出し、その反作用で進む力(推力)を得ていて、一過性の効果しか期待できない。
重力は、引力としてしか働かない。
電磁力は、引力も斤力も発声させることができるが、電磁石は細かく切り分けても必ずN極とS極がペアで存在するので、マクロ的にはプラスマイナス:ゼロになってしまうんだ。
斤力のみを発生する「力」があれば、地表を離れて自在に行動できるものができるようになるんだ。
そこで、登場するのが、「ナノテクノロジー」の応用としての斤力デバイスなんだ。
かのノーベル賞受賞物理学者である、リチャード・P・ファインマン氏は、"There's Plenty of Room at the Bottom."と未来を予言する言葉を残した。
物質を原子レベルの大きさで制御して使うということは、トンネルダイオードで実用化されている。
それは、時間とエネルギーとの不確定性原理により障壁を乗り越えてしまう(透過してしまう)量子効果で、古典物理学では説明できない事象なんだ。
微細なレベル発声する一種不可思議なことがマクロの世界まで影響を及ぼすことは、これまた有名な物理学者スティーヴン・ホーキング博士が「ブラックホールは蒸発する」ということを指摘したことでも、認識されている。
さて、どこから斤力を生み出すか・・・だが、現在開発されているのは、「カシミール効果」の応用なんだ。
それは、ウィキペディアによると、「非常に小さい距離を隔てて設置された二枚の平面金属板が真空中で互いに引き合う現象」とされている。その項の最下段に「斥力について」と簡単に触れられているが、この力をある特定の条件下で増幅させることで、重力(地球の引力)に勝るフォースを実現できるようになることのめどがついたので、このたび発表されるらしいんだ。

その日は、いつかって?今からX年後の4月1日だよ。