義歯微調整

さて、義歯の材質は硬いエナメル質相当の部分と、それよりも硬くない樹脂部分から成っている。
追加義歯製作時には口内の歯茎の型取りをして似せた形状にはするのだが、やはり誤差はつきもので、突起の方向にぶれると、柔らかい歯茎のお肉の部分に噛んだときの力が集中する。
結果的に、そこが「痛い」ことになる。
歯科では、とりあえす噛んだときに痛くないよう調整はして頂いた。
帰宅後、夕食を摂ったときに、やはり痛みを感じた。
鏡で口腔内を見ると、変色しているところがあり、対面の樹脂部分を精密ヤスリで微調整を施した。
痛い部分を削って調整することは、奥歯側で義歯と歯茎の当たりが均等になることである。
均等に当たるということは、義歯の奥歯側がしっかりと歯茎側に沈むことになる。
そうなると義歯の前歯側が浮くことになる。
義歯の奥歯側に樹脂を追加すれば、ぎったんばっこんが無くなるが、樹脂の切削はできても追加はできないので、これはまた歯科に赴かなければならない。
写真は「ぼかし」を入れている。