駒澤大学の広告

東武電車内に貼られていた駒澤大学の広告。
 
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国会は日本国憲法で定められた唯一の
立法機関です。しかし実際は国会で制定
される法律のほとんどは行政機関である
内閣から提出されたもので、国会議員の
起草による法律は全体の二割ほどしかあ
りません。それなら、国会なんてなくても、
内閣が法律をつくればいいのではないで
しょうか。ちょっと待ってください。国会
には、提出された法案を検討して修正
を加えたり、否決できる権限があります。
もしも国会がなくなれば、その時々の内
閣に都合のよい法律がノーチェックで成立
する危険があるのです。
 
憲法には、また、国会は国権の最高機関で
あると書かれています。その理由は、国会
が主権者である国民の選挙によって組織
されるからに他なりません。国会に力を
与えるのは、私たち一人ひとりです。「どう
せ変わらない」とか「投票したい政党や候
補者がいない」とあきらめるのではなく、
少しでも共感できる政党や人を選び、
国会へ送り込む。それは権利とというよ
り、むしろ、私たち自身の未来に対する
「義務」なのではないでしょうか。
(法学部 政治学科 教授 大山礼子)
ここまで
 
英国で見られたように、国民投票の後で騒いでも、もう、遅いのである。
ぜひ、未来を考えた一票を投じよう。