ウニはすごい バッタもすごい

―デザインの生物学-
著:本川 達雄
中公新書(2017/02発売)
ISBN:978-4-12-102419-0
著者は、かの「ゾウの時間 ネズミの時間」で有名になったときに、NHKに出演して、自ら作詞作曲した歌を紹介したことがある。
この本にも、各章毎に、楽譜が添えられている。
残念ながら、楽譜を見ても素養が無いので、見当がつかない。
本書は、無脊椎動物(背骨をもたない動物)のうち、刺胞動物門(主役はサンゴ)、節足動物門(主役は昆虫)、軟体動物門(主役は貝)、刺皮動物門(主役はヒトデ・ウニ・ナマコ)、脊索動物門(ホヤ、脊椎動物)の五つの門の動物を取り上げて、進化の結果による生きる戦略を解説する。
特に、「貝」については、貝殻の進化の流れがよく分かった。
内容に沿った豊富な図版が大変興味深く読めて、良かった。