映画「シン・ゴジラ」

昨年の話題作「シン・ゴジラ」がWOWOWで放送された。
どのような作品だったのか興味があり、録画。
再生。
消去。
以下、その理由。
本映画は、現代日本に災難が突然降りかかると、「日本」はどのような対応をするのか。
それは、十分なのものか、不十分なものか。
・十分なところ・・・滅私でがんばる日本人の国民性
・不十分なところ・・・突発案件に対する柔軟性不足
を「ゴジラ」を題材に、描きたかった・・・ように見受けた。
とすると、映画の荒唐無稽手法は、"ゴジラ"のみに留め、その他の社会的な影響の描写はリアルに徹することが必要である。
そうすることで、我々の日々の生活が突然覆った際の衝撃が共感されると思う。
然るに、本巨大生命体は、蒲田という具体的な上陸地点から京急北品川駅までの経由地において、甚大な被害を発生させつつ、移動するのが前半。
後半は、鎌倉から再上陸・北上し、東京駅付近で絶命する。
日本国政府自衛隊の対応は、如何にも映画的な内容で、何とも言えない。
言いたい箇所は、表題。
そもそも、新幹線電車を走行可能にするには、交流2万五千V電源が必要で、逆編成となった車両を無人で走行させることができるようにするには、映画での経過日数から、茶番・・・となる。
更に、通勤型各種電車も無人状態で突っ込んでいくなんて、あほらしすぎて、言葉がない。
爆発後の電車がなぜ原型を留めているのだろうか。