レナードの朝

原題:目覚め
原作:オリバー・サックス
映画の原案は、妻を帽子とまちがえた男 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫) 2009/7/5
という書籍内の24編中のレナードという男のエピソードを抜き出して映画化したもの。
元の本は、人間の脳の精妙な作用を出現する症状によって描き出した秀作。
映画化に当たって、映像受けするようシナリオが描かれているが、ロビン・ウィリアムズロバート・デ・ニーロの名演技によって、人間性を考えさせる方向においては一つの切り口として認められるものである。
以前、「妻を帽子とまちがえた男」の方を読んだことがあり、その中で映画化されたストーリがある・・・とあったため気にしていたら、WOWOWで放送されたので録画して視聴した。
レナードがハッピーエンドにならないのが、見る側に考えを求めるという点でよく練られていた。