アマチュア無線

中学2年生になった時、転勤で来られた先生がいた。
津島先生。

そのころ、技術室に「空かずのドリル」と言われているボール盤があった。
ドリルは回旋するのだが、穴が空かない。ひたすらドリルが焦げるだけ、というものだった。
これの原因は、使用(三相交流仕様)モータが逆相回転していたことだった。
津島先生が、これを発見し2相逆(正規に)接続を施し解決した。
ドリルの歯は高速回転するので、逆に廻っていることにだれも気が付かなかったのだ。
先生が無線に興味があると伺い、一緒に中学校にクラブ局を開設した。
アマチュア無線クラブ局JA4YJE
先生が、どこからかトリオの送受信機を入手して開局。
そのころの7メガバンドは、中国がハイパワーでバンド内を荒らしていた。
交信は、それをかいくぐって行った。
QSLカードもやりとりした。
リグは、放送室の奥だった。
派手に校内放送Iが出た。校内放送中は運用中止した。
一度いたずらで、これから放送する生徒を捕まえ、TX-88D7メガバンドのマイクで喋らせた。まったく綺麗に校内放送が響いた。
個人局の方は、無線機を買って貰えず、(カラ免許申請というワザも知らず)コールサイン取得は学生時代にずれこんだ。