CD/MD/ラジオの修理

スタジオモニター定番の SONY ZS-M5 という CD/MD/ラジオがある。
サイトは、
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press_Archive/199703/97A-030/
これのMD挿入排出駆動にあたってのオーバロード吸収部の実装は、通常のゴムベルト方式ではない。
即ち、全部ギア駆動となっている。
そのため、公差が詰まる方向に働くと動作が滞りMD排出ができなくなるのだ。
おそらく、動作モータの逆起電力を測定し、ある程度以上になると、センサが働き停止させる仕組みになっているのだろう。
で、どうして直すか。
正規には当然部品交換であるが、そうしない場合。
動作メカの大ギアの中心軸をある場所で「折る」のである。
それにより、軸に逃げが生じ、挿入・排出動作が復活する。
軸自身は、アッセンブリの再組み立て時に元の位置に収めることで元の位置に収まる。
「折る」位置は、現物をじっくりみて最適の場所で行ってほしい。