新入社員研修

こころという意味を名前に持つ、とある会社にいた頃、新入社員研修の先生をしたことがある。
1991年か2年の頃である。

これからのテクノロジーで如何に世界は変わるのか、の話をした。
 
まず、インターネットの話をした。 
例えばその頃、クルマのカタログは、ディラーに行って冊子を貰ってきて、それから検討するものであった。
その方法がインターネットを利用すれば全く変わる、例えば真夜中にふとクルマのことを知りたい思い立ったとき、朝を待つこと無くクルマ会社のホームページに接続すれば、クルマのカタログの参照し放題ができる時代が来るという話をした・・・
そうしたら、
「先生、全然、それは無理です。そんなことは、とてもできるとは思いません。」と言われた。
 
さらに、GPSの話をした。
その頃、クルマのリアルタイム位置情報が分かるGPS技術はあまり実用化されておらず、未知の場所に行った時は、たびたび地図帳を広げて場所を参照する必要があった。
その方法がGPSを利用すれば全く変わる、クルマを運転していながらにして、地図をダイナミックに画面に表示参照しながら運転ができる時代がくる、という話をした・・・
そうしたら、
「先生、全然、紙がいいです。そんなものは、絶対に!使いません。」と言われた。
 
最後に携帯電話の話をした。
その頃、IDOのミニモが超小型携帯電話としてあった。メーカ出荷価格40万円と聞いていた。
その台数がやがて全く変わる、手帳サイズの電話機を一人一台持つことになる時代がくる、という話をした・・・
そうしたら、
もう止そう・・・