わたしたちはどこから来てどこへ行くのか?

副題:科学が語る人間の意味
佐倉 統/著
木野 鳥乎/絵
出版者:ブロンズ新社
出版年月 2000年08月
ISBN:4-89309-207-3
全体は140ページ程度でさらりと読める分量。
主な目次
・ふと不安にとりつかれる―自分って何だろう?
・なぜわたしは、今、ここにいるのだろうか?
・わたしは「意識」?それとも「肉体」?
・「わたしひとりいなくなっても、明日も地球は回るのね・・・」
・人が生きる理由
・死が怖い
・自分が死んだらどうなるのか?
・死後の世界
・仲間を守る、自分を守る
・誰が仲間か?
・よそ者は誰だ?
・喜怒哀楽―感情ってなぜあるの?
・自分を表現したい!
 
生物が進化して人間として歴史を刻み始めるということは、必然的に人間としての性質に内在する矛盾を孕むということを改めて気付かしてくれた本。
さらに詳細に追求したいときのために参考文献の記載もあり、親切。
利己的な遺伝子」の桎梏の元、世界を認識できることができる意識ある自分に生まれて、このような証(ミーム)を残すことができることを寿ぎたい。