昔のことを思い出す

風邪を引き、咽喉のあたりが いがらっぽい。
うつらうつらと仰臥していると、いろいろ思いだすことがある。
小学校低学年の頃から、図書室に入りびたりだった。
本が好きだった。
ということは、独りで過ごす時間が多かった、ことになる。
別の言い方をすると、「協調性がない」と通信簿に記載される、ということであった。
体を動かすことが苦手で、体育の成績は良くなかった。
中学校に入っても基本的には変化無かったが自然と逆上がりはできるようになり、成績上は人並みになった。
そのころ、奇異に感じていたのが、サッカー。
ころがる球にほとんど全員が纏わりついて行き、ボールをキープ・ドリブルをひたすら続け、ゴールを目指すというもの。
いかに個人が連続で球を確保できるか、を競っていた。
そもそも、味方にパスを出す、という概念がなかった。
指導する方も、そのように走り回るのがサッカー、としていたようだ。
であるから、その周りの有象無象には、全くお呼びがない。
たまに飛んできても、即密集内に蹴り込んでおしまいであった。
Jリーグまでできている今、そんなことはないであろうが・・・
子供の頃は、嫌な事があっても、それが大変長く続くように感じられた。
大人になっての休日は、好きなことのみで、嫌な事をしなくて良くなって助かる。
が、今度は、月日が経つのがだんだん早くなっていくような気がする。