ナチュラリストの誕生

−イギリス博物学の社会史−
著:デイヴィッド E.アレン
訳:阿部 治
平凡社1990年09月 発行
ISBN 978-4-582-51224-3
産業革命が起き、人々に余暇ができた後、暇つぶしとして、博物学という趣味が科学として成立する結果を生み出した。
その象徴は、ダーウィン
それまでは、採集家と理論家とは傾向が分かれていた。
彼は、ビーグル号の実地体験とその後の思索で、(キリスト教社会内ではほとんど不可能と思われた)進化論を著した。
進化論にいち早く支持を表明したのは、鳥類学者。地質学者は静観。反対は昆虫学者、というのが面白い。