2017.05/25に、リサ・ジェノヴァが著した「静かなアリス」を書評で取り上げている。
若年性アルツハイマー病に罹患した有能な言語学教授が疾病の影響を受ける経過を描写した本。
アカデミー賞発表時期で、過去作品放送の一環で、当該映画を鑑賞する機会を得た。
主演のジュリアン・ムーアは、第87回アカデミー賞で主演女優賞を獲得した。
映画の時間的制約からか、開始後直ぐに症状の始まりが描写される。
原作本では、現役の言語学者としての活躍の場が叙述される。
その後、各場面で病状の発現・進行が仄めかされる。
大学の講義で、前回と全く同じ内容をしてしまう(本人は気づいていない)ことで、短期記憶の喪失が表されるところが秀逸だった。←映画ではこれを演ずる時間が無かったのであろう。
女優志望の次女との進路を巡る確執は良く描けていた。
2014年公開なので、撮影は2013年と思われる。
当時のMac Book Pro 13'の仕様は、2.6GHzデュアルコアIntel Core i5プロセッサ
が相当すると推察するが、ヴィデオ電話の品質は現在のものとほとんど変化ないもので、逆に最近それほど進歩無い・・・と思ってしまった。
