クルマはかくして作られる

著:福野礼一郎
クルマはかくして作られる
超クルマはかくして作られる
ISBN:4-544-04084-1
クルマはかくして作られる3
ISBN-978-4-544-91046-9
二玄社
以前、本編と続編を借りて読んだことがあるが、さらに第三篇も草加市図書館で見つけたので、再度3冊一編に借りた。
冒頭、
「強制的で理不尽な労働は決して高い品質を生まない。(中略)作業に習熟すればそれだけ手を抜くのも容易になり、いかなる管理・検査体制を築いてもそれを100%見破ることはできない(中略)高品質とは、現場の人々、ひとりひとりの熟練した職人の積極的な自由意志に基づいた熱意、努力、技術、管理によって支えられているのである。」
とある。
全く同感。
国産車の品質が何故優れているかを如何なく著す。
某中央集権国家からは、何故優れた製品が生産されないか、の答えがある。
それにしても、ところどころに、図版説明記載ミスが見受けられるのは、何故だろう。
お盆の読み物としては、好適だった。