ジャレド・ダイアモンド氏が語る50年後

朝日新聞の1月3日の朝刊に、ジャレド・ダイアモンド氏へのインタビュー記事があった。
同氏の著書は、
・銃・病原菌・鉄(2007.11/17に紹介)
・文明崩壊(2007.11/23に紹介)
で書評を記している。(いずれも名著)
インタビュー記事では、
「現在の人間の文明の問題点について、
いまの文明の環境・人口問題は12に分類できます。
自然破壊、漁業資源の枯渇、種の多様性喪失、土壌浸食、化石燃料の枯渇、水不足、光合成で得られる燃料の限界、化学物質汚染、外来種の被害、地球温暖化、人口増、一人あたり消費エネルギーの増加です。
そのひとつでも対策に失敗すれば、50年以内に現代の文明全体が崩壊の危機に陥るでしょう。」
とあった。
実に問題点が多い。
それらは日頃からマスコミで挙げられている内容である。
コケるとしたら、あと50年以内にというところがなんとも・・・
小生は、50年後は死んでいるであろうが、孫の世代にとっては切実である。
記事の後半で、上手くいく確率:51%vs上手くいかない確率:49%とあった。
宇宙船地球号を上手く運営するために、さらにひとりひとりが寄与しなければならない。