ジョブズ伝説

―アートとコンピュータを融合した男-
著:高木 利弘
三五館(2011/12発売)
ISBN:9784883205486
ティーヴン・ジョブズの伝記本は多くあり、目についたら読むようにしている。
初版発行:2011年ということだが、本書は知らなかった。
ウォルター・アイザックソン版の2ヶ月後発行で、日本人から見た点で書かれている。
禅僧:乙川弘文との交流はアイザクソン版では軽く触れられている程度だが、それより詳しく、彼のデザインの根源との関わり合いのところが興味深い。

ウォズの最初のPC「クリームソーダ」の取材時の終わりころ
レポーターが電源ケーブルを踏みつけ、「クリームソーダ・コンピュータ」は火を噴き(p42)
とあるが、そのメカニズムが不可解で、素人然とした記述に留まっている。
おそらく何かの記事の孫引きなのであろう。

初版によく見受けられる些細なミスがそここにある。
長音記号の扱いで、P34で、不統一
・カセットテープレコーダー
・パーソナルコンピュータ
同一人物の表記不統一
・ダニエル・ルイン(p198)
・ダニエル・レウィン(p199)
「バ」「ヴァ」不統一
スティーブ・ジョブズ
リヴァプール(p52)
文字抜け
・ダウンロード(p338)
・ダンロード(p338)