新幹線車内の公衆電話サービスが6月末終了

東海道新幹線開業当初から、「公衆電話機」が全編成に搭載されていた。
「公衆電話機」とは言っても、交換手が介在する呼び出し方式であったことは、もう知っている人は少なくなったと思う。
当時は、基地局を設置した地上波アナログ方式で、移動局送信10CH容量であった。
公衆系は、Serviceから取った「S系」と呼んでいた。ちなみに、指令系はDispatchから取った「D系」と呼んでいた。

新幹線列車無線では「公衆電話」を扱っていたことから、電気通信主任技術者制度が始まった時に、関連技術者は「業務経験期間」が通算される・・・というメリットを享受することができた。

基地局→移動局は多重無線方式。
移動局→基地局はFM単一波方式。
空間波伝搬方式の頃、1号車前方座席に座り、FMラジオを持ち込んで適当に選局すると、不要輻射波が復調できてしまった・・・という裏話は、そろそろしてもよい頃か。