ルーシーの膝

―人類進化のシナリオ-
著:イブ・コパン
訳:馬場 悠男/奈良 貴史
紀伊國屋書店(2002/04)
ISBN:9784314009102
原著は、1999年発行なので、その後の発見等で人類進化の通説は変更されている部分もあるが、アウストラロピテクス・アファレンシスのかなりまとまった化石の発見は、ビートルズの有名な「LSD」をもじった「ルーシー」として記号化された。
著者は、フランス人的な語り口で、318万年前の直立歩行していた化石人骨を語る。
本書では、“現人類直系”とするが、他の研究の結果は、アファール猿人が現代人の直接的な先祖ではないことを示唆している(ウィキペディア

p45で
「アナメンシスは西の草の茂った方向へ進出した」
とあるが、
「アナメンシスは東の草の茂った方向へ進出した」
ではないか、と思う。

おめでとう、笹生さん。
(S嬢と違い、)立派に英語で対応しているところは、素晴らしい。