関西人の理想生活(神戸に住み、大阪で仕事し、京都に遊びに行く)を楽しんでいたある冬の日、路上でスピンをやらかした。
場所は、
http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E135.29.44.3N34.48.16.1&ZM=10
国道176号線から新御堂筋に入る、千里インターだった。
朝方から寒かったが、昼過ぎてやや持ち直してきた天気だった。
地図では、左方向から入り、下方向に抜けるようになる。
本線から左測道に出てループ状に分流・合流して本線を南に下る方向。
中央車線を走行していたので、左側低速度走行中の1台をパスし、前方に地図に現れるあたりから、左側に入り引き続き測道に進んだ。
思えば、このときオーバースピードであったようだ。
千里インターは階層構造で高架部がある。
盛り土区間は地熱伝導で問題なかったが、当該場所は高架でまだ道路凍結していたのだ。
急にステアリングの感覚が無くなり、世界が回りだした。
そうなると、ステアリングをどう操作しても、無力である。
1回転し、先行のダンプと、ガードレールに接触し停止した。
クルマを降りた。
前方助手席側のフェンダーが潰れて、自走は不可能な状態だった。
ダンプの運転手さんが無線で警察とJAFに連絡してくれた。
現場検証終了し、JAFのレッカー車に同乗しそこを離れるまで、通過する各車の好奇の目をさんざんに浴びた。
特に、JALかANAかのお嬢さん満載の空港系マイクロバスが徐行で通過し、(ねー、見て見てあれー)なんて指さして見られた時は、カッコ悪かった。
ダンプに追突した形になったが、損害軽微、ということで不問してもらえた。
ガードレールにも損傷を与えたが、凍結防止剤の散布がなかったことからか、道路管理者からの現状復帰費用請求は無かった。
車両本体の方は、現状復帰までに70万円掛かった。
車両保険未加入だったので、貯金が無くなった。
それまで、実家名義貯金だったが、これを機に自分名義貯金口座を開設した。
この事故は、結果的に経済的に自立するきっかけになった。