(1974年)8月14日(水)晴、20日目

朝っぱら、アラビヤの連中が大声で話しやがる。6:40起。
2.5Frで朝めし。牛乳1.3Fr。
YHを出るとき、4人の日本人を一緒になり、9:10発のジュネーブ行きに乗車。当初ジュネーブに行くつもりだったが、マッターホルンを見に、ツェルマットに予定変更。
スイスの列車の電燈は36V。
ベルンで乗り換え。10:48→11:19。
ベルンで絵ハガキ出すため、販売機に2Fr入れたら、記念切手が出てきた。更に0.10Fr切手を2枚買い足し、投函。
ブリーグまで行き、12:59。
しかし、スイスは美しい。神様がいるとしたら、スイスにひいきしている。
私鉄(?)なので、ユーレイルパスは使えず、29フランで、ツェルマットまでの往復切符を買い、13:25発に乗車。ところどころ傾斜の激しい所は、アプト式になる。
フィルム3本目。日本人が、突然やってきて、気分が悪いと訴える。トイレに連れて行き、吐くのを手伝う。
15:05にツェルマットに着く予定が、15:20頃になった。
ツェルマット駅到着時、車掌さんが切符回収に来たので、切符をsouvenirにしたいので、下さいと頼んだ。ら、車掌さんが、切符にパンチ(日本のように大きくないちょっとした穴あけ程度)を、更に、がしがし、して、呉れた。ありがとうございました。
駅では見えない。しばらく歩く。見えた。マッターホーン、美しい。夢のようだ。
YH。いい場所に建ててある。17時から宿泊受付開始。23号室。今日は上段になってしまった。日本人が6・7割居るのだ。晩飯、カレーライス、スープ、サラダ。
食後、街へ。ツェルマットは、ガソリン車乗り入れ禁止だ。TAXIは馬なのだ。電気自動車、自転車が幅をきかせている。静かでいい。
メインストリートには、時計屋が多い。
こちらでは、犬を連れている人が多い、プードルが。
街中の大踊りに突然、羊の群れが闖入してきた。最初シープベルが聞こえて来てなんだろうと思っていたら、坂の上から羊がわーと来た。いやすごい。夢中で写真を撮った。
スイスの山には、至るところにケーブルカー、ロープウェイ、登山電車がある。
水道水の冷たいこと!洗濯していると指の感覚が無くなったほど。
抜群、ツェルマット。