スキー事始め

今年は当初暖冬予想から豈図(あにはか)らんや多雪のようで、最近例年の如く各地スキー場から聞こえてくるニュースネタは皆無である。
小生がスキーを始めたのは、遅い。
就職後数年してからだ。
独身寮生活で、経済的にやや余裕ができたので、「一丁スキーでもやってみるか」と思ったのだ。
それまでは、ただ山に登って降りてくるだけやんけ、なんて思っていた。
当時(昭和50年代中期)、「サミーツアー」なる新興旅行会社が盛んにツアーを募集挙行していた。
#上記社はその後倒産したようで、いまある同名の会社ではない。
どうせやるからには、自己流ではなく、最初からスキースクールに入ろうと思い、志賀高原一ノ瀬ファミリースキー場のホテルジャパン志賀のコースに申し込んだ。
1回分3泊4日コースを連続して2回、年末に取った。道中は自分で手配するコースを選択し、ゴルフDで往復した。
正規に集中して練習すると、なんとかなるものである。
面白い。
スキーのコツは、谷側に身を晒すことである、これを会得するだけでうまく滑れることができる。
ついつい、怖くなり山側へ保身したくなるなるのだが、それではうまくいかない。
実際に体験してみると、やる前に考えていたのが、「イソップ寓話ーきつねとブドウ」そのままだと思い知った。