北千住駅秘密作戦その1

東武線下りの5番線ホームには、東武上りの6番線ホームと区画するためにフェンスが張られている。
フェンス板の材質は透明樹脂で、骨格は金属棒製である。
小生が以前に通勤乗車していた時は、北千住駅1階4番線に入った準急から3階に上がり、そこの6番線からの始発地下鉄電車最後尾に乗車していた。
もちろんタイミング的に座ることはできず、降車駅の仲御徒町で降りやすい進行方向右側に寄って立つことが多かった。
そうすると必然的に目の前に先ほどのフェンスの上縁部が目に入ることになる。
それは、ヘアーライン処理された直径10cmほどの金属棒なのだが、小生の目からみて美しくない、と思ったのだ。
具体的には、金属棒上部がブチ状に黄ばんで汚れたようになっているのだ。
まるでトリのフンが染み込んだもののように。
毎日、毎回、毎朝、それを見ていると気分が宜しくないので、ある日(当時)営団地下鉄の電話窓口に連絡してみた。
おそらく鳥が留まってフンをした後の残留物が汚れの主要物ではなかろうかと伝えたら、先方は丁寧に対応を約束してくれた。
それで、綺麗になるか・・・と思っていた。
しかし、しばらく待ってもそのままである。
結局、何もしてくれなかったのだろうか。
何故か、考えた。
ある日気づいた。組織が違うのだろう。調べた。分った。北千住駅は、東武電車の管轄だったのだ。
だから、話がスムーズに進まなかったのだろう。
そこで、東武北千住駅の事務室に電話してみた。
稀な姓の助役さんが相手をして下さって、親身に話を聞いてくれた。
清掃担当部門にお話をする旨を確約してくれて、安心した。
それで、綺麗になるか・・・と思っていた。