仁徳陵

以前、関東在住の人間と一緒に、関西方面に長期出張したことがある。
彼は,一応、国立大学出身のインテリ、との触れ込みであった。
休日になると、各々普段出歩けない場所に出かけたりしていた。
ある日、彼がプンプンして帰ってきた。
曰く、「仁徳陵に行ったが、入れなかった。」と憤慨していた。
世の中に宮 内 庁がある限り、無理。というのは世の中の常識、と思っていたので新鮮な驚きであった。
「そうか、残念だったな。」と答えたが、
内心は、『あのねぇ。そこに入れると思っていたのぉ?・・・』と突っ込みを入れていた。
 
日本人にとっては御 陵に立ち入れないのは常識であると思っていたのだが・・・
ま、会社で「筋肉マン」の下敷を何の衒いも無く使うような男だから、少々そちらの標準とはずれていたのかも。